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福岡大大濠を破って２大会連続４度目の優勝を果たし、喜ぶ福岡第一の選手たち＝武蔵野の森総合スポーツプラザで |
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全国高校選手権最終日は２９日、東京都の調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで男子決勝が行われ、全国高校総体王者の福岡第一が、福岡大大濠との同県勢対決を７５−６８で制し、２大会連続４度目の頂点に立った。
福岡第一は序盤から優勢。第２クオーターに４連続得点で点差を広げると、その後もゴール下の攻撃に小川らの３点シュートを織り交ぜ、得点を伸ばして逃げ切った。エースの河村と留学生のスティーブはともに得点、リバウンドなど３部門で２桁を記録する「トリプルダブル」を達成した。
福岡大大濠は先発の５人が奮闘し、懸命に追い上げたが及ばなかった。
◆司令塔河村ら「トリプルダブル」
絶対王者は、やはり強かった。福岡第一は堅守でリズムをつかむスタイルを発揮し、一度もリードを許さなかった。大会屈指の司令塔、河村はインタビューの第一声で「ほっとしています」。重圧をはねのけて、福岡勢対決を制して大会２連覇を飾った。
圧力をかけ続ける積極的な守備が決勝でもさえた。圧巻は第２クオーターの序盤。個人技にたけた相手選手にぴったりと張り付いて自由を奪い、ゴール下では２０３センチの留学生スティーブが３連続でブロック。狙い通りの展開で一時は２０点差をつけた。
追い上げられた試合終盤は河村が試合を落ち着かせ、巧みに残り時間を使って逃げ切った。河村は徹底マークで１０得点に抑えられたが、周りを生かす黒子の役割に徹して１３リバウンド、１１アシスト。トリプルダブルを記録した。
この１年、高校生との公式戦は無敗。井手口監督は「おそらく日本のチームの中で一番長くいい練習をしてきた」と選手をねぎらった。３３秒間でコートを３往復するダッシュを２０本繰り返すなど濃密な鍛錬が、常勝を支えた。「ひまさえあればバスケットのことを考えてきた」と河村。努力に裏打ちされた自信を携え、頂点まで駆け上った。 （荒井隆宏）
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December 30, 2019 at 06:26AM
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福岡第一Ｖ２ バスケットボール全国高校選手権:スポーツ(TOKYO Web) - 東京新聞
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