空手の日本代表が25日、プレミアリーグ最終戦のマドリード大会(29日開幕)への出国前に取材に応じた。女子形の清水希容(ミキハウス)は「ここでしっかり勝って、グラウンドチャンピオンになりたい」と意気込んだ。

年間7カ所を転戦する同リーグ。今季優勝3回、準優勝3回の清水はここまで4680ポイントを挙げ、同じく優勝、準優勝3回ずつのサンチェス(スペイン)と並んでトップ。年間女王に向けて熾烈(しれつ)な争いを繰り広げる中、ライバルにとってホームの舞台で最終戦を迎える。清水は「かなりアウェーの雰囲気になると思うが、逆にそれを楽しみたい。こちらの流れになる演武ができるよう、強気に臨みたい」と気合を入れた。

女子組手68キロ超級の植草歩(JAL)は、同リーグ3年連続年間女王の座をほぼ確実にしている。この日の会見場には、黄金色のネイルで会見場に登場。「クレオパトラみたいになってしまったけれど、クレオパトラは女王様だからいいかなと。金メダルへの思いが強く出過ぎてしまった」と笑った。