沖縄県本部町の沖縄美ら海水族館は16日、世界で初めて深海魚「オニキホウボウ」の展示を始めたと発表した。甲冑(かっちゅう)を身に着けたような姿で、胸ビレの一部を使って歩いたり、滑空するように泳いだりしている。館内「深海への旅」コーナーで観賞できる。
同種は和歌山県以南の太平洋沖からオーストラリア北西沖の深海底に生息する。全身が甲冑のように硬く、頭部の骨がのこぎり状に伸びているという。
展示個体は全長25センチで、オスとみられる。今年10月に本島北部の沖合約20キロ、水深350メートル付近の海底で無人潜水艇のロボットアームで捕獲した。
同種を展示したくて7~8年前から探していたという魚類課深海展示係の金子篤史さんは「体も硬く、エビと魚がくっついたような魚だ。現実離れした姿を見にきてほしい」と話した。(沖縄タイムス)
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December 19, 2019 at 01:00AM
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