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ネットフリックス、「快走」脅かすお膝元の競争過熱 - 日本経済新聞

米動画配信大手ネットフリックスがお膝元の米国で競争の過熱にさらされている。21日発表した2019年12月末時点の米国の有料会員数は6104万人で、直近の10~12月期の純増数は42万人にとどまり、会社予想の60万人に届かなかった。米ウォルト・ディズニーなど競合が相次ぎ参入。「乗り換え」の動きも出ている。米国外の成長で業績は好調だが、ライバルも米国外で着々と布石を打っており、「快走」を脅かす可能性もある。

21日に公表した19年通期の売上高は前の期比28%増の201億5644万ドル(約2兆2150億円)、純利益は54%増の18億6691万ドル。世界の有料会員数は12月時点で1億6709万人で、米国外の各地域が18年末からの伸び率が軒並み2桁増となり、業績を押し上げた。一見好調な業績だが、会員数が最も多い米国は4%増にとどまり成長が鈍化している。

背景にあるのが、米IT・メディア大手による動画配信サービスへの参入だ。11月はディズニーが「ディズニー+」(月7ドル)、アップルが「アップルTV+」(同5ドル)を開始。ネットフリックスも人気ドラマの「ウィッチャー」や、アカデミー賞候補のスパイ映画「アイリッシュマン」といった大型作品を公開して純減を防いだが、利用者に話を聞くと警戒すべき兆しもある。

ネットフリックスが独占配信する「アイリッシュマン」などが米国での純減の回避につながった。

ネットフリックスが独占配信する「アイリッシュマン」などが米国での純減の回避につながった。

米ロサンゼルスで写真家をしている4人家族は最近、ネットフリックスを解約した。きっかけは通信会社ベライゾン・コミュニケーションズの無料特典で契約したディズニー+だ。3歳の息子が家のテレビでアニメ「カーズ」を四六時中見るようになり、親がネットフリックスを楽しむ時間はなくなった。

ドラマや映画、ドキュメンタリーなど様々なジャンルの作品をそろえるネットフリックスと、アニメなど家族向けの作品が多いディズニーは共存可能とみられていた。リード・ヘイスティングス最高経営責任者(CEO)は「ディズニー+の視聴者は主に従来型のテレビから移行している」とみるが、消費者が費やす時間は有限。動画配信サービスで乗り換えが広がってもおかしくはない。

かたや、世界に目を転じるとネットフリックスの先行ぶりは際立つ。19年末時点で日本を含むアジア・太平洋(APAC)の会員数は1623万人で、1年前と比べて53%増えた。欧州・中東・アフリカ(EMEA)は同37%増の5178万人だ。コンテンツ最高責任者のテッド・サランドス氏は19年夏公開の山田孝之氏主演の「全裸監督」の成功を強調した。

全裸監督には主役級の俳優がそろった(左から満島真之介、山田孝之、玉山鉄二)

全裸監督には主役級の俳優がそろった(左から満島真之介、山田孝之、玉山鉄二)

海外市場の開拓の鍵を握るのは各国・地域の言語で作る独自コンテンツとみて、同社は積極投資を続けている。日本発の独自コンテンツは19年9月から20年9月までの1年間に女優の中谷美紀さんらが出演する「Followers」など、16本を配信する予定だ。2月から4月にかけては順次「となりのトトロ」などスタジオジブリ(東京都小金井市)の21作品を日本と北米を除く世界190カ国で配信を始め、会員の増加につなげる。

もっとも米国の外をにらむのは競合も同じだ。ディズニーは21日、欧州での動画配信サービスの開始日を当初予定の3月末より1週間前倒しすると公表。現状では作品数が少なく存在感の乏しいアップルも、世界中に「iPhone」利用者という潜在的な顧客層を抱える。スピード感を持って世界の市場を開拓する力が一段と求められる。(シリコンバレー=佐藤浩実、篠原英樹)

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January 22, 2020 at 01:59PM
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