釣りを体験すると、初心者でも思ったよりたくさん釣れる場合もある。現地で食べきれない分はリリース（再放流）してもよいが、持ち帰る準備があれば、自宅で調理するなどの楽しみもできる。
持ち帰る場合は、品質保持や衛生面から、まずはきちんと氷で冷やすことが重要だ。釣り船によっては氷や発泡スチロールの箱を用意してもらえるケースもあるので、持ち帰りたい場合は予約時に相談しておこう。大物が釣れて、血抜きなど魚を締める工程が必要なら、船長に頼めばやり方を教えてくれる。また、荷物を抱えて帰るのが難しい場合は宅配便などで発送するのも手だ。
一方、近年は釣り人の力を漁業に生かすなどの理由で、釣った魚を買い取る仕組みも注目されている。静岡県西伊豆町では、提携する釣り船で釣った魚を、町内だけで使える地域通貨で買い取る制度を構築中だ。
港や回転ずしなどの飲食店が、釣り人から魚を現金で買い取る事例は他地域であるが、自治体が主導して地域通貨で買い取る制度が実現すれば日本初だ。同町まちづくり課の松浦城太郎さんは「魚を通じて、町の他のさまざまな魅力も味わっていただくきっかけになる」と期待を寄せている。（取材協力 静岡県西伊豆町）
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August 26, 2020 at 06:59AM
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