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筑西湖でチョウチン両ダンゴの釣り 肉厚の「バコベラ」交え34匹 - 中日スポーツ・東京中日スポーツ

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通称「バコベラ」と呼ばれる背の張った大型が筑波湖の魅力

通称「バコベラ」と呼ばれる背の張った大型が筑波湖の魅力

  • 通称「バコベラ」と呼ばれる背の張った大型が筑波湖の魅力
  • 釣行日の仕掛け

 ズバッと消し込む気持ちのいいアタリで深場に潜む大型の引きが味わえるチョウチン両ダンゴの釣り。9月22日に行われたNHCトーナメント(5匹リミット制)では、この釣りで平均1キロ近いヘラブナがそろったとの報を聞き、茨城県筑西市にある筑波湖に釣行。雨の影響と気温の低下のせいか、もくろみどおりにいかない点もあり、やや難しい釣りになったが、そのゲーム性も楽しみつつ結果的には34匹の釣果を手にすることができた。(マルキユーテクニカルアドバイザー・戸井田祐一)

◆ウキトップ1目盛り出た状態で下針が底 硬めのボソタッチ餌で開始

 9月26日、シーズン終盤を迎えている両ダンゴの釣りを楽しみに、茨城県筑西市の筑波湖へ。同湖は、目前に雄大な筑波山を望むロケーションのよさとともに、通称「バコベラ」と呼ばれる大型ベラの引きを味わえるのが特色だ。釣行日の4日前に開催されたNHCトーナメントでも、底付近のタナを狙ったチョウチン両ダンゴで平均1キロ近いサイズをそろえた選手が上位に入賞しており、「このチャンスを逃すまい」と早速訪れた次第。

 一雨ごとに水温が下がり、どのタナでも活発に餌を追うこの時期のヘラだが、「秋はタナを釣れ」という言葉があるように、どこかに食い気のあるヘラが集中する傾向があり、それを探し当てるのがセオリーとなる。

 当日は同湖愛好会の月例会も開催されており、ほどほどに混雑。風を背にできる4号桟橋の真ん中あたりに釣り座を構えた。選んだ竿は19尺。いまの時期は水深の3分の2くらいのタナで安定して釣れることが多く、本来この釣り場であれば12尺前後の竿を継ぐのだが、先日のNHCトーナメントの結果や事前に得た「底釣りでも釣れている」という情報を参考に、底付近のタナからスタート。ウキのトップが1目盛り出た状態で下針が底に着くようにセットした。

 餌はNHCトーナメントでも反応が良かったという硬めのボソタッチ。この釣り場だけでなく、最近は、どの釣り場でも同じようなタッチの餌でないと決まらない傾向がみられる。

 第1投は6時ジャスト。6時20分くらいから徐々にウキに動きがみられるようになり、6時30分にファーストヒット。ボソッ気の効いた餌を使っていることもあって、ウキの動きは活発だ。2匹めを追加した後、餌に手水を打って食い込みやすい軟らかめのタッチを試してみたが、ウキの動きは典型的なヌーヌーとしたものになり、その後、全く動かなくなってしまった。やはり、少し前までの「口にしやすい針持ちの甘い餌をタナに届ければ食ってくる」といった状況ではなくなっているようだ。

 7時20分、元のタッチの餌に戻すと見事にウキが動き、連チャンでヒット。決めアタリが少し分かりづらいので、餌が底に近すぎるのではないかと推測。ハリスを5センチ詰めたら、ズバッと入るいいアタリで黄色味がかった肉厚のヘラが気持ちよく竿を曲げてくれた。

 スタートから2時間の時点で釣果は6匹。カラツンも多く、ヒット率は高くないが、釣り場を見渡してもウキは動いている方なので、大きな変更は加えずにこのまま魚任せで釣っていくのがよさそうだ。

 途中、ウキの動きをみながら餌のブレンドをちょっと変えて、少し軟らかくてもボソを生かしながら持つタッチにしたり、ハリスの長さや針のサイズ、重さを変えたりと微調整を行ったが、必ず守っていたのがアタリ返しが出るようにするということ。ウキのトップを深くナジませ、ギュッと針に着けたしっかりめの餌をタナで削らせながら食い頃に持っていき、フィニッシュとなる決めアタリを導くイメージは変えずに釣り続けた。

 昼食後、ちょっとした時合いが到来。ボソタッチの持つ餌でタナが凝縮されている様子がウキの動きにも表れ、明らかにペースアップ。アタリ返してのズンッ、リャンコ、連チャンと、約30分で7匹を追加。いずれも深宙らしい良型ぞろいだ。

◆ハリス段差大きめ+軟らかめ餌に3連チャン

 しかし、この好機も単に魚が巡ってきたためだったのか、それまで好調だった硬めのボソ餌でもアタリ返しが出なくなってきたので、納竿まであと1時間となったタイミングで方向性を変更。上40センチ、下60センチとハリスの段差を大きめに取り、軟らかめに仕上げた餌をもんで持たせるようにしたところ、3連チャンを含めて6匹の追加に成功。 15時30分、全34匹という釣果で納竿のタイミングを迎えた。アタリは多く出せていたが、ヒットに持ち込むまでが難しかった一日。頭を使った心地いい疲労感を覚えながら帰路についた。

 当日行われていた愛好会の優勝者、斉藤さんは4号桟橋奥に釣り座を構え、13尺タナ1メートルの両ダンゴで37・5キロの釣果。餌のブレンドは「コウテン」400cc、「カルネバ」300ccに水230cc。2位は11尺チョウチンのセットで34・3キロだった。

<この日の仕掛け> 

【竿】 19尺(シマノ・飛天弓 閃光X)

【ウキ】 旭舟 赤太 六番 PCムクトップ 餌落ちは全11目盛中、8目盛出し

【道糸】 1号(サンライン・奏)

【ハリス】 上 0.5号、下 0.5号(サンライン・奏) 55センチ/70センチ→50センチ/65センチ→60センチ/80センチ→40センチ/60センチ

【ハリ】 上下 バラサ7号(オーナーばり)

◆ボソッ気が生きながらきちんとタナで持つ餌

<この日の餌使い> 決まり餌のブレンドは「コウテン」400cc、「ガッテン」200cc、「グルバラ」200ccに水200ccを注いで40〜50回かき混ぜ、完全に水を吸うまで待ってからほぐして使用。ボソッ気が生きながらきちんとタナで持つ餌に仕上がる。ウキの動きをみて少し軟らかいようであれば「BBフラッシュ」をひとつかみずつ追い足して使った。

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