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<池田健吾の爆釣天国>東京湾で高級魚アカメフグを狙う - 中日スポーツ・東京中日スポーツ

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「うれしい~」キロオーバーの良型アカメフグに思わずニンマリ

「うれしい~」キロオーバーの良型アカメフグに思わずニンマリ

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 日に日に寒さが増してきて鍋物が恋しい季節になってきた。鍋ネタになる数ある釣りのターゲットの中で高級魚の代名詞とされているのがフグだろう。天然物のフグのおいしさは養殖物とは比べものにならず、そんな高級素材を思う存分食べられるのは釣り人の特権だ。フグ釣りのパイオニアで知られる横浜・金沢八景の「野毛屋」に赴き、絶品フグを狙った。 (爆釣天国 池田健吾)

 釣りのターゲットとなるフグは主にショウサイフグ、アカメフグ(標準和名はヒガンフグ、以下アカメフグと呼称)、トラフグの3種類。そのうち東京湾で秋から冬にかけて最盛期を迎えるのがアカメフグだ。

◆船長のフグ釣り講座拝聴し八景沖へ 開始1分で第1号30センチ

<釣行リポート> 朝の気温が、この秋の最低を記録した11月9日、野毛屋に釣行。フグファンが集まり、毎朝恒例の黒川健太郎船長による釣り方の解説と最近のパターンなどの説明の後に出船。

 この解説を聞くと聞かないとでは釣果が大違い。フグ釣りを熟知している常連師も毎回聞くほど大事なアドバイスが盛りだくさんだ。

 ポイントの八景沖までは約10分。北風が強いため風影からスタートとなった。すると開始1分でフグのおいしさに魅了され、この釣りにどっぷりハマってしまったという川崎市の小畑さんに30センチ級の船中第1号がヒットし最初の1流しで3連発と絶好調。

 私も負けじと竿を出すが、風でアタリが取りづらく苦戦したが10時ごろに待望のアタリで30センチ級を手にした。少し風が収まりだしてからは、横須賀沖まで広範囲に探索に出て船中ポツポツとヒット。

 下げ潮に変わった午後からはアタリが連発。ようやく私にも28センチ級の後、強い引きから上がってきたのはうれしいことに40センチ=1キロに迫る大型アカメフグだった。外道には今シーズンを象徴するかのようにマダコが多数ヒットして、私にも5回ヒットして1杯は抜き上げバラシで1杯はリリースの3杯キープ。終了間際には3・7キロ級のマダイが上がるなど、にぎやかなうちに終了となった。

 私のフグの釣果は28〜40センチ3匹とマダコ0・4〜0・7キロ3杯だった。船中では0〜13匹。

 なお、釣れたフグはフグ包丁師免許を持つ健太郎船長が全てさばいてくれるので心配無用。型が良いので3匹でも十分満足。フグ刺しを筆頭に唐揚げ、フグちり、フグ雑炊とフグ料理を堪能できた。

◆誘いはゆっくりソフト!大きなシャクリ絶対×

<釣り方> 仕掛けが着底したらオモリを海底に着けた状態のまま道糸を張る「ゼロテンション」でアタリを待つのが基本。この時、決してオモリを海底から離したり、オモリを底に着けたまま糸フケを出したりしてはならない。

 そして誘いの意味も込めて3秒に1回竿先をスッ〜と軽くシャクリ上げる。この時、底を切ったオモリを再び沈める際には、ゆっくりとソフトに置く感覚で。大きなシャクリはフグを散らしてしまうため絶対NG。

 他にも注意点を船長に聞いてみたところ、待ちは絶対にゼロテンションということ、竿先を目線の高さから絶対に下げないことを挙げていた。とにかくソフトで繊細な釣りが要求される。

フグ釣りのパイオニア 横浜・金沢八景「野毛屋」

<タックル&仕掛け> 図を参照。釣り方はカットウ釣りなので竿は穂先の繊細な湾フグ専用竿を使用。リールは小型両軸リールでギア比が高いものの方がバラシが少なくオススメ。道糸はPE1号。先にリーダーとしてフロロカーボン4号を1メートルほど付ける。

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November 24, 2020 at 05:46AM
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