夏の花火シーズンを迎え、栃木県栃木市都賀町大橋の「関口煙火工場」の作業所で花火玉作りがピークとなっている。
同社は年間約3万発の花火を製造。県内外に玉を卸すほか、打ち上げも行う。現在は7月末~8月上旬の花火大会で使う玉の準備を進める。
晴れた11日、作業所内の温度は34度ほど。若井豊(わかいゆたか)社長(57)らは額に汗をにじませながら、手作業で玉に火薬を詰め、クラフト紙を機械貼りし、日なたで干していた。
この日作った3号玉と4号玉は、打ち上げると直径80~100メートルほどに開き、夜空で輝く。若井社長は「花火には厄払いの意味もある。空を見上げて元気になってもらいたい」と話した。
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