11月15日、F1第20戦ブラジルGPの金曜フリー走行が行われ、フェラーリが1-2を独占した。セバスチャン・フェッテルが1分9秒217でトップ、シャルル・ルクレールも0.021秒差で続いた。

前戦USGPに続きパワーユニットの運用に関する技術指示書が統括団体FIA(国際自動車連盟)から出され、フェラーリのこれまでの好調が不正使用によるものではないかとの疑惑が渦巻き、これがどう影響するか注目される中で疑惑を払拭するような好走を見せた。

レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが0.134秒差の3位。アレクサンダー・アルボンは路面が濡れたコンディションで行なわれた午前中のセッションでクラッシュを喫し、フリー走行2回目でも1.058秒差の9位と出遅れた。

トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリー車にパワーユニットのトラブルが発生したと見られ、白煙を上げてストップ。ダニール・クビアトはコースオフを喫し、マシンを止めたところで煙が上がって大きく消火剤を浴びることとなった。(米家峰起通信員)