タックルないタグラグビー スポーツ苦手でもワンチーム - 朝日新聞

　ラグビー・ワールドカップ（Ｗ杯）での日本代表の躍進を受け、腰につけたタグを取り合う「タグラグビー」が注目されている。ラグビー熱が高まり、スクールへの問い合わせが相次いでいるが、タックルなど激しいプレーを心配する保護者も。安全にプレーしながら、ラグビーの基本技術が学べることも人気の理由のようだ。

　今月１日、大分市営陸上競技場で、小学生たちがタグをなびかせながらラグビーボールを追いかけていた。来年２月に開催される「サントリーカップ第１６回全国小学生タグラグビー選手権決勝大会」（日本ラグビーフットボール協会主催、朝日新聞社など後援）の大分県予選だ。

　７チームが出場し、制したのは市浜ゴリラーズ（臼杵市）。姉の影響で小学２年から始めた市浜小５年の前田咲さん（１１）は普段通りめがねをかけて出場。「相手とぶつかることもないし、怖くない」。大分市でも開催されたＷ杯のプレーに感化され、「空いているスペースを狙いながら外側を攻めた」とトライを連発した。市浜と準優勝の豊府ＴＲＦＣブラックボルトズ（大分市）は来年１月、全国大会の出場権（３チーム）をかけ、佐賀県鳥栖市で開催される九州ブロック大会に挑む。

　今年初めて他校との混合チームで出場した市浜は２００１年創設。全国大会に９回出場した強豪だ。今年はメンバー８人のうち５人が女子。創設時からチームを率いる長賢司さん（５０）によると、体験会の参加者が増え、女子の参加率が高いという。「誰でもトライのチャンスがあるし、足が速くなくても後ろにボールがまわってくるので、スポーツが苦手な子も楽しみながら参加できる」と語る。

　予選には小学４～６年生で編成…

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December 23, 2019 at 01:09PM
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