韓国系米国人ジョニー・キム博士(36・写真)が、米国航空宇宙局(NASA)の正式宇宙飛行士になった。 NASAは10日(現地時間)、1600対1を超える競争率を勝ち抜いた13人を最終宇宙飛行士に選抜したと明らかにした。
2017年6月にアルテミス・プロジェクトの志願者1万8000人から生き残った13人のうちキム博士を含む11人はNASA所属、残りの2人はカナダ宇宙庁(CSA)所属だ。この2年間、基礎・必須訓練を受けてきた彼らは、2024年に月に有人基地を建設して、2030年半ばから火星を探査するアルテミス計画を実行する予定だと、NASAは伝えた。
カリフォルニア州の韓国系移民家庭で生まれたキム博士は、2002年にサンタモニカ高校を卒業後、同年ネイビーシールズに入隊した。100回を超える戦闘に参加して特殊作戦の衛生兵、狙撃手、航海士などの任務を遂行した。ネイビーシールズに服務した当時、戦闘作戦を成功裏に導いた功績が認められ、銀星武功勲章と青銅星武功勲章を叙勲した。イラクに二度派兵された。
キム博士は2009年、海軍の将校任官プログラムを通じてサンディエゴ大学数学科に入学して、3年後に最優等で卒業した。以後、ハーバード大学医学部に進学して2016年に卒業後、ハーバード大学付属救急医療センターでインターンシップを修了した。NASAの宇宙飛行士選抜直前までマサチューセッツ総合病院とブリングハム女性病院などで研修医として働いた。
今回の宇宙飛行士の選抜で、現在活動しているNASA全体の宇宙飛行士は48人になった。キム博士以前の韓国系宇宙飛行士としては、2012年に引退したマーク・ロマン・ポランスキー博士がいる。
チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com
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January 14, 2020 at 05:56AM
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