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涼を感じて 磁器の浮き玉開発 花と一緒に鉢へ、水槽にも - 毎日新聞 - 毎日新聞

伊万里市役所で浮き玉をPRする伊万里鍋島焼窯元おかみ会メンバー=佐賀県伊万里市で2022年7月4日午前11時51分、峰下喜之撮影 拡大
伊万里市役所で浮き玉をPRする伊万里鍋島焼窯元おかみ会メンバー=佐賀県伊万里市で2022年7月4日午前11時51分、峰下喜之撮影

 佐賀県の伊万里焼の窯元が集まる伊万里市大川内山地区で開催中の風鈴まつりで10日、新たに開発された磁器製の浮き玉が披露される。音色で涼を演出する風鈴に対し、「見て涼を感じる新しい夏のインテリア」として、窯主の妻ら女性8人でつくる「伊万里鍋島焼窯元おかみ会」が企画し、それぞれの窯で焼き上げた。

 浮き玉は空洞の直径95ミリと65ミリの大小2種で、窯元がそれぞれ絵付けや彫刻を施している。伊万里市役所で4日、おかみ会の三宅郁子さん(66)らが「丸くて転がるので焼成に苦労した。好きな絵柄を選んで、鉢に季節の花と一緒に浮かべたり、金魚の水槽に入れたりして楽しんでほしい」と発表した。寺社参拝前に手を清める手水舎に季節の花を浮かべる「花手水(はなちょうず)」をヒントに2021年から開発に取り組んだという。

 背景には、新型コロナウイルス禍による風鈴まつり(今年は6月18日~8月31日)の不振がある。夏の器の販売拡大を狙って04年に始めて例年約5万人の人出でにぎわってきたが、20年は約1万人、21年は約1万5000人にとどまった。地区として初めて取り組んだ浮き玉に、川副隆彦・風鈴まつり実行委員長(41)は「窯元全体がにぎわうよう、長く続けていける企画にしたい」と力を込めた。

 正式なお披露目は、伊万里・有田焼伝統産業会館で10日開幕する「夏の器テーブルコーディネート展」で。おかみ会メンバーの窯元でも、数量限定で販売される。【峰下喜之】

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