全日本テコンドー協会は26日、都内で正会員総会を開き、金原昇氏(65)が会長職から降りることが正式に決まった。満場一致で新体制への移行が承認された。

会見に登壇した金原会長は「会長職を降りることの疑問など何もございません。かえってすがすがしい。会長職は大変ですよ。肩の力が抜けた」と話した。新体制にスムーズに移行できるように、サポートしていくとした。

新体制は11人。会長には日本卓球協会の木村興治名誉副会長、副会長にはバスケットボールBリーグ千葉の島田慎二会長が就任した。任期は21年6月まで。木村新会長は「(前体制は)熱心なゆえにぶつかり合いが生じてしまった。選手、指導者、役員を精いっぱいバックアップすることが大切。社会一般、JOC、スポーツ庁、文部科学省からも温かい目を向けてもらえるように」と述べた。