東京五輪では都市型競技にも有力選手が登場する。スタイリッシュで格好いいスポーツは若者にも人気が高い。
サーフィン 五十嵐カノア
■日本の波を攻略

2019年は、五十嵐カノアの名を知らしめる年となった。5月にプロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)で日本人初の優勝を果たし、東京五輪の金メダル候補として一気に注目が集まり「今までの中で一番忙しかった。(昨年は)すごく良い年だった」と振り返る。
米国生まれの米国育ちで日本人の両親を持つ。拠点は本場の米国だが、アマチュア時代の10代前半には日本国内で練習し、大会に出場した経験もあるという。「日本にいるときはリラックスできる。日本食もすごく好きで一年中食べている」。日本への思い入れは強い。
今後の課題は日本の波への対応。海底が岩場で勢いが削がれずに一定の大きい波が寄せる海外とは違い、砂場の日本は砂が動く影響で勢いが失われ、波が小さくなる。砂の動きも気まぐれで、刻一刻と波の状態が変化する。昨年9月、宮崎市で開催されたワールドゲームズ(WG)では日本特有の波に苦戦して13位に終わった。「五輪に向けて、できることは全て準備しておきたい」と同11月、忙しい合間を縫って東京五輪会場となる釣ケ崎海岸で練習。日本の波用のサーフボードを試し「いい練習になった」と収穫を口にした。
東京での金メダルは「毎日のように考えている目標。日本のため、自分のために勝ちたい」。力強く宣言した。
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いがらし・かのあ 1997年10月1日生まれ、22歳。米カリフォルニア州出身。父の影響で3歳から競技を始める。2016年にチャンピオンシップツアー(CT)に日本人初参戦。19年のCT第3戦で初優勝。木下グループ所属。180センチ。
スポーツクライミング 野口啓代
■スピード一直線

東京五輪での現役引退を決めている。「最後が決まっていると頑張れる。濃い時間を過ごせている」。言葉通り、野口啓代の技術には磨きがかかっている。
2016年、実施競技に採用された。当時27歳。前年にボルダリングのワールドカップ(W杯)で4度目の年間総合優勝を果たし、一線を退くか、迷っていた時期だったが、「五輪まで頑張ろう」と決意した。
ボルダリング、リード、スピードの3種目の複合で競う。昨年8月の世界選手権の複合決勝で得意のボルダリングで1位を獲得し、最終的に日本勢最上位の2位に入り、五輪切符を手にした。「あと1年間、競技ができることがうれしい」と喜ぶ一方で優勝を逃し「3種目とも底上げをしたい」。特に「苦手」なスピードの順位は8人中7位。世界選手権後から、ホールド(突起物)の一部を飛ばして直線的に登る「智亜スキップ」を取り入れ、タイム短縮に励んでいる。
小学5年の時、家族旅行先のグアムで出会い、夢中になったクライミング。「最後の五輪も楽しく出たい」。31歳で迎える集大成の舞台に悔いは残さない。
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のぐち・あきよ 1989年5月30日生まれ、30歳。茨城県出身。小学5年の時、旅行先のグアムで競技に出会う。ボルダリングW杯通算21勝、年間総合優勝4度。2019年世界選手権複合で銀メダル。TEAM au所属。165センチ。
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January 01, 2020 at 06:00AM
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アーバンスポーツに若者熱狂 波に乗り、自転車を操る - 産経ニュース
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